いいにくいことを率直に言う。
自分の想いを素直に伝える。
簡単なようでとても難しいこと。
相手を傷つけまいとして、結局自分が傷ついている
そうして、相手も傷ついていく
今日こそ言うぞ、絶対言うぞ。
胸がどきどき、アドレナリンが大放出。
言いにくいことを言うとき、とても饒舌になる。
いろいろ言葉を飾りながら、だんだんあせってくる
まてよ、本当に言いたいことはそんなことじゃないんだ。
どんどん離れていくぞ、まずいぞ。
引き返せ、そうでないととんでもないところへ行くぞ!
もっと本質があるんだ。それを率直に伝えるだけでいいんだ、
相手が怒るか、悲しむか、受け止めるか。
それは相手の問題だ。
なのに何かを恐れていえなくなる私。
何を恐れているのか。
それはきっと、自分のおろかさや小ささや卑近さも
言葉と一緒に流れ出てしまうから。
批判や非難やネガティブな言葉は
そのまま私に返ってくるから。
相手に向けた刃はそのまま私の胸を突き刺すのだ・・・
相手を傷つけるという考え方そのものが
欺瞞なのかもしれない。
率直に自分の想いを伝えきれない、私の言葉の貧困さ
精神の弱さに一番の課題があるのだろう。
それに気づいているのだけれど、
言葉を操る唇は、いつも私の心を欺いている
自分の想いを率直に伝えることの難しさよ