qualiadiversity’s diary

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フィードバックを受ける大切さ

先日、FAJで講師トライアルの模擬受講生をするという体験をしました。

FAJでは一般向けに公開セミナーを各所で年数回実施していますが、その講師に挑戦する人の力量を見て、言いたい放題フィードバック(FB)を与えるというのが今回の目的。
仕事柄、セミナーや研修の参加者からアンケートという名のもとに評価・フィードバックをもらうことは多いのですが、他人の講師スタイルを見てそれにFBをする機会はあまりないので、とても面白かったです。

それにしてもラポール(信頼関係)をつくる間もなく、いきなり15分のセッション実施とはかなりハードル高いなあ、と。でも二人とも落ち着いて対処していたのはさすがです。
参加者からのFBは愛を感じつつも率直でするどい内容ばかり。
講師挑戦者も本気なら、参加者も本気モード。より高みをめざそうとするやりとりは、とても気持ちいい時間でした。

経験を重ねるほど、年を取るほど、自分についてのFBを受ける機会はだんだん少なくなっていきます。気がつくと過去の成功体験や自分の思い込みで判断したり行動したりしている自分がいて、知らず知らずに柔軟性を失っていることが多いモノ。だからこそ、周囲からの率直で真摯なFBはとても大切。意識して、意図的に受け取る機会を増やすことが大事だなと改めて実感した次第です。

でも、こんなに沢山の鋭いFBを受け続けたら、突っ込みに弱い私は相当ダメージ受けるかもなあ。ぐっと腹筋に力をいれて、受け止めないとヘロヘロになりそう(苦笑)

講演と研修・セミナーを交互にすることも多いけれど、実はこの二つ、立ち位置が全く異なり、参加者への関わり方を変えなければならず結構大変です。
特に最近の研修の傾向としてインタラクティブ・インストラクションがより求められるようになっており、一方的な知識インプットや講義だけでは参加者の満足度はあがりません。みんな、話したいんですよね。気づきが多いほど、それをだれかと共有したいし、自分の言葉で語るほど、腑に落ちていくようです。

フィードバック(振り返り)とともにそれをしっかり内省・省察し、自分の学びに結びつけることが大事ですね。

答えを与えるのではなく、問いかけによって答えを引き出し、インタラクティブなフィードバックを行う。そのことが双方のより深い学びにつながる気がします。