qualiadiversity’s diary

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女性が経済の中心となる日

「ウーマノミクス」とは、ゴールドマンサックス証券のキャシー・松井氏が1999年に提唱した概念で、「ウーマン」+「エコノミクス」を合わせた造語。女性が働き手として期待され、消費者としてもリードする経済を言う。女性が経済の牽引役になるということは、最近いろいろなところで言われているが、2009年12月にダイヤモンド社から発売された「ウーマン・エコノミー 世界の消費は女性が支配する」はそれを決定づける本と言えそうだ。

本書の扉には
・世界全体で働く女性は10億人を超える
・高等教育における女性の割合はアメリカで57%、世界では47%
・世界の消費の64%は女性が支配している
・女性の消費は、現在の2000兆円から数年後には2800兆円に拡大する とある。

ボストンコンサルティング・グループは、世界40地域のあらゆる所得水準と職業をもつ1万2000人の女性から回答を得、10数カ国の女性数百人から直接電話や面談でインタビューを行った。女性のライフスタイルを6つのパターンに分類し、それぞれの特徴と消費行動を分析している。

調査からは、どんな国の女性であれ、その求めるものには共通点があことが明らかとなった。。それは「時間」「バリュー」「生活の向上」さらにいうなら、充足感・ステータスとしてのお金・ワークライフバランス、そして人とのつながり(愛情)である。

日本女性の特徴としては、健康と幸福への不安が強く、キャリア(仕事)を重要視する人が少ないことがあげられている。性別役割分業意識が根強く残る中で、経済的な不安は強いのに仕事重視になれない女性がまだまだいるということだ。

 そんな日本の女性達に贈りたいのは、本書に出てくるIWF(インターナショナル・ウィメンズ・フォーラム)元イリノイ支局長のリン・ネルマンが語るリーダーになるための5つのポイント。
 ・山を登る
 ・人の力を通して大きな力を持つ
 ・象徴的な存在になる
 ・非営利事業でリーダーシップをとる 
 ・活力レベルを維持し、プレゼンテーションスキルを磨く

私たち女性は誰かを支援する喜びを知っている。ならば、まずは自分を支援する「自分」になろうではないか。