qualiadiversity’s diary

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わが目を疑え-だまし絵の世界

兵庫県立美術館で開催中の 「だまし絵展」に行ってきました。
http://www.artm.pref.hyogo.jp/damashie/index.html#outline
事前にネットで調べると結構混んでいるので前売チケットを買ったほうが良いというアドバイスが・連休中とはいえそこまで混むか?と思いながら念のためローソンで購入して現地へ。これが正解でした。会場はすごい人。まだ早い時間だったので20分ほど並んで会場へ入りましたが、午後からは90分待ちだったようです。

滝の落下地点からジグザグに曲がりつつ画面奥へと流れ下りていく水路がいつしか最初の滝に戻ってしまうという、エッシャーのだまし絵は有名ですが、それ以外にもあるモチーフが別のものにも見える「ダブルイメージ(多義図)や超現実的な描写で見る者を現実と錯覚させることを意図した「トロンプルイユ」、日本のだまし絵などさまざまな作品が一堂に集められとても面白かったです。

一番のお気に入りは「トロンプルイユ」。フランス語で「目だまし」という意味だそうですが、実物と見間違うほどにその色、形、質感がよく描かれていてビックリ。
特に野鳥やウサギ、楽器、真珠の首飾りなど思わず手をのばして触りたくなってしまいました。

大きなお皿が何枚も描かれたトロンプルイユは正面から見ると本当にお皿が壁に飾られているようで、その絵を横から何度ものぞきこんでいた老夫婦がほほえましかったです。

随分昔、スーパーリアリズムの画家「リチャード・エステス」展を見に行ったことがありますが、まるで写真みたいでした。あれもトロンプルイユといえるのでしょうか。

久しぶりの休日。秋晴れのすきとおった空と海と美術展。とても豊かな気分になった1日でした。