qualiadiversity’s diary

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日本人女性の存在感は?

今回のGSWは例年になく参加者が少なかった。世界同時不況の影響で企業から派遣される参加者が激減。スポンサーであるエイボン(チリ)の女性と話をしたが、参加費が高すぎてスポンサーなのに4名しか出席できなかったとのこと。ドイツテレコムからの参加も直前に人数削減があったようだ。毎年参加しているMCMのソン・ジュー・キム氏や楽しみにしていたゲートルード・モンゲラ氏も不参加だった。
日本からも昨年は20名近く参加したが、今年はおなじみの8名のみだった。

だからこそというべきか、参加者同士の会話はいつになく密度が濃く、充実した内容の話し合いが多かったようにも感じる。
普段は遠く離れてそれぞれに活躍している女性たちが、毎年この会議で再会するのを楽しみに世界中からやってくる。内容はここ数年ほとんど変わらず、起業家支援やスモールビジネス、リーダーシップにユースフォーラム(未来の女性支援)、そしてリーダーシップアワードの授賞式がおきまりのセッション。
ある意味水戸黄門のように永遠なるマンネリとも呼べる内容であるが、集まるメンバーが普通の人たちではないところにそのすごさがある。その国でその分野で超一流の活躍をしている女性達から発せられる言葉は、その表情・態度とあいまって一層の輝きを増している。GSWは年に一度の女性達のお祭りでもある。

それにしても今年はベトナムや中国、シンガポールや台湾の女性達の姿がめだった。
ベトナムは昨年の開催国。中国は来年の開催国。シンガポールは今年8月に開催されるAPECの主催国。特に中国は70人、ベトナムは50人といずれも国が費用を負担して送り込んでいるようで強烈な存在感を示していた。
ひるがえって日本はどうもこの手の国際会議では存在感が薄いような・・・。
このような会議に参加する意義や役割に対する考え方はそれぞれだが、国際的なプレゼンスという意味ではもう少し存在感があってもいいのでは?と思わずにいられない。

とにかく今年も参加した8名の日本人女性。伝統的な着物姿に注目度は高かったようです。写真は主宰者であるアイリーン・ナトビダッドさんと。