2009-04-29 ミハイ・チクセントミハイの言うことにゃ・・ わくわくの種 「フロー体験 喜びの現象学」(世界思想社) を読んだのは、金井先生のコメントがきっかけだった。ちょうど、非イキイキ状態から抜け出そうともがいていたときのこと。 ミハイ・チクセントミハイ なにやらあやしげな響き。 本のカバーにある顔写真も、どこか私の好きなショーン・コネリーにも似てとってもステキ・・♪ 読み進むうちに、私が求めていたのはこれだ!と、いたく感動。それ以来、愛読の一冊になった。 フロー体験とは、我を忘れるほど物事に没頭している心理状態のこと。 その特徴としては、 1.明確な目標とフィードバック 目の前にこれをやりたいという明確な目標が存在していて、それをやりながら常にその結果をフィードバックでき、対応を調整できる。 2.能力とのマッチング ちょうど自分の能力に手頃な内容で、かつ自己表現として他人に認めてもらえる状況にある。 3.注意の集中 その状態にいるとき、非常に強く集中している。 3.統制感覚 自分がやっていることが全て統制出来ているという感覚がある。 4.客観的意識が無くなる それをやっている自分自身を客観的に認識することが無くなり、自分がやっていることに全ての感覚が集中している。他のことに感覚が向かない。 5.時間感覚の喪失 時間の感覚が無くなり、ふりかえってみると時間が速く去ったように感じる。 7.自己目的的経験 その行為から生ずる報酬のために行うのではなく、その行為自体が大きな快楽であり、自分に対する大きな報酬となっている。 などがあるそうです。 私が一番気にっているのは7番目の自己目的的体験。 私が仕事が好きなのは、まさにこれなのですよね。どんな仕事にも喜びを見出そうとしてきた自分の存在が、この本でなんとなく納得がいったのでした。 今日のワクワク 私にとってのフロー体験ってなに? だれかとだれかと、何かと何かをくっつけたら面白いことが 起こりそうな予感を感じたとき。 講演や研修で話していて、参加者の目がきらきらし始めたとき。 新しいアイデアを思いついたとき。 考えただけでもワクワクするぞ。1