「フロー体験 喜びの現象学」(世界思想社)
を読んだのは、金井先生のコメントがきっかけだった。ちょうど、非イキイキ状態から抜け出そうともがいていたときのこと。
ミハイ・チクセントミハイ なにやらあやしげな響き。
本のカバーにある顔写真も、どこか私の好きなショーン・コネリーにも似てとってもステキ・・♪
読み進むうちに、私が求めていたのはこれだ!と、いたく感動。それ以来、愛読の一冊になった。
フロー体験とは、我を忘れるほど物事に没頭している心理状態のこと。
その特徴としては、
1.明確な目標とフィードバック
目の前にこれをやりたいという明確な目標が存在していて、それをやりながら常にその結果をフィードバックでき、対応を調整できる。
2.能力とのマッチング
ちょうど自分の能力に手頃な内容で、かつ自己表現として他人に認めてもらえる状況にある。
3.注意の集中
その状態にいるとき、非常に強く集中している。
3.統制感覚
自分がやっていることが全て統制出来ているという感覚がある。
4.客観的意識が無くなる
それをやっている自分自身を客観的に認識することが無くなり、自分がやっていることに全ての感覚が集中している。他のことに感覚が向かない。
5.時間感覚の喪失
時間の感覚が無くなり、ふりかえってみると時間が速く去ったように感じる。
7.自己目的的経験
その行為から生ずる報酬のために行うのではなく、その行為自体が大きな快楽であり、自分に対する大きな報酬となっている。
などがあるそうです。
私が一番気にっているのは7番目の自己目的的体験。
私が仕事が好きなのは、まさにこれなのですよね。どんな仕事にも喜びを見出そうとしてきた自分の存在が、この本でなんとなく納得がいったのでした。
今日のワクワク
私にとってのフロー体験ってなに?
だれかとだれかと、何かと何かをくっつけたら面白いことが
起こりそうな予感を感じたとき。
講演や研修で話していて、参加者の目がきらきらし始めたとき。
新しいアイデアを思いついたとき。
考えただけでもワクワクするぞ。1