qualiadiversity’s diary

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長野で美術館めぐり

先日長野県でダイバーシティの講演がありました。

長野といえば、女性農業委員日本一の県です。
農業委員は、農地行政の執行、農地税制に関する証明等の業務や、認定農業者の育成や農地流動化促進の取組等を行う農家の代表となる人のこと。選出は議会推薦と立候補がありますが、そのほとんどは男性で占められており、女性は申し訳程度に推薦されているのが現状でした。長野では、早くから女性の農業委員養成に取り組み、1980年代後半から徐々にふえ、現在は農業委員の10.9%、約1割が女性でその数は236名。(全国平均は4.4%)しかも52名が立候補というからすばらしいです。

実家が専業農家ということもあり、農業における男女共同参画は結構関心の深い分野でもあります。
以前、(財)家の光協会が農村女性の国際比較調査をしたことがありますが、日本は男性優遇意識が他の国よりも強い傾向にあり、性別役割分担意識の強い農家ほど農業の未来に悲観的という結果だったと記憶しています。農業の分野でも女性がどんどん活躍することが、未来を切り開いていくのだと思います。

そんな長野での講演は、中小企業の経営者や人事担当者の方がご参加で、みなさん熱心に聴いてくださったので私も楽しく話をさせていただきました。

翌日は祝日ということもあり同行した夫と、安曇野の美術館めぐりをしました。あいにくの雨模様でしたが、レンタカーを借りて大熊美術館、ジャンセン美術館(閉館中でした!)、碌山美術館そしてスイス村ワイナリーと、行き当たりばったりの旅。北アルプスの山々を間じかに見ながらのドライブは、気持ちがゆったりして久しぶりにリラックスしました。
3月末の締め切りに追われながらの長野行きでしたが、気持ちもリフレッシュできました。
明日から、またがんばりましょう。